Salesforceには標準のレポート機能がありますが、「他のデータと組み合わせて見たい」「もっと自由にグラフを作りたい」という場面で限界を感じることがあります。外部のBIツールとSalesforceを接続することで、できることが大きく広がります。この記事では、SalesforceとBIツールを接続するときの基本的な考え方と注意点を説明します。
Salesforceの標準レポートで足りないケース ¶
Salesforceの標準レポートは、Salesforce内のデータを集計するには十分です。ただ、「Salesforceの商談データと、Google広告のコストデータを並べて見たい」「SalesforceのデータをGoogleスプレッドシートの予算データと比較したい」といった場合には対応できません。複数のデータソースをまたいだ分析が必要なときに、外部BIツールの出番になります。
接続方法はOAuthが最も簡単 ¶
多くのBIツールはSalesforceとのOAuth接続に対応しています。Salesforceのログイン画面で認証するだけで接続が完了するので、APIキーの発行やIPアドレスの許可設定が不要です。ただし、Salesforceのエディションによってはアクセスできるオブジェクトに制限がある場合があります。接続前に、自分のSalesforceエディションで外部アプリ連携が許可されているかを確認してください。
取得できるデータの範囲を確認する ¶
BIツールからSalesforceに接続した場合、取得できるのは基本的に読み取りのみです。商談、取引先、活動履歴などの標準オブジェクトはほとんどのツールで取得できますが、カスタムオブジェクトの対応状況はツールによって異なります。カスタムオブジェクトを多く使っている場合は、接続前に対応状況を確認することをおすすめします。
Salesforceデータと他のデータを組み合わせる ¶
外部BIツールの最大のメリットは、Salesforceのデータと他のデータを同じダッシュボードで見られることです。例えば、Salesforceの商談金額とGoogle広告のコストを並べることで、マーケティング費用対効果を一画面で確認できます。このような組み合わせ分析は、Salesforce単体では実現できません。
SalesforceとBIツールの接続は、設定自体は難しくありません。大切なのは、接続した後に「何を見たいか」を明確にしておくことです。まず1つ、Salesforceのデータを使って作りたいダッシュボードを具体的にイメージしてから接続を始めると、スムーズに進みます。